研究顧問

 

 新しい技術導入や、制度変更、研修プログラム、海外拠点の運営、長く続けたい事業。いずれの場面でも、施策が現場に根づくかどうかは、制度設計の巧拙だけでは決まりません。人と人、人とモノ、職場の設計がどう結びつくかによって、仕事や学びが立ち上がる条件は変わります。 

 研究顧問は、こうした実装条件を、経営の現場と共に点検し、再設計していく関係です。単発の診断ではなく、組織の変化と並走する定例の検討の場として設計しています。 

このような方のご相談を想定しています

  • 新技術やDXを導入したが、現場の運用が想定通りに進まない。
  • 研修・教育投資を行っているが、職場行動や組織成果に結びつかない。
  • 役割・スキルの再定義を進めたいが、部門ごとにばらつきが生じている。
  • 海外子会社や現地法人で、日本本社の方針と現地の実践が噛み合わない。
  • 科学プロジェクト、公共インフラ、地域事業など、長期にわたって継続させたい取り組みがある。
  • 対話型の組織開発やコーチングを導入したが、効果条件が不明瞭に感じている。


 想定する相談者は、役員、事業責任者、人事責任者、DX推進責任者、海外拠点長など、現場実装の成否が問われる局面にある方です。

扱う問題

  • 施策が現場に根づかない理由の診断と、実装条件の再設計
  • 人材育成・リスキリングの実装条件の点検
  • 対話型組織開発・コーチングの効果条件の見直し
  • 海外拠点・現地法人の運営構造
  • 科学インフラ・地域事業の継続条件


扱わない問題

 研究顧問としてお引き受けしない領域を、明示しておきます。

  • 単発の資料作成、次回役員会向けのプレゼン資料作成などの代行業務
  • 戦略コンサルティングファームが担う業務(市場分析、M&A助言、事業戦略の立案代行など)
  • HR Techツールやシステム製品の選定助言、ベンダー評価
  • 短期的な成果保証を伴う施策(「半年でエンゲージメント○%向上」等の約束を求められるもの)
  • 個人のキャリア相談


 研究顧問は、組織の実装条件を時間をかけて点検し、再設計する関係です。即時の成果や代行を求められる場合は、適切な専門家にご相談ください。

依頼のリズム 

  関係の基本形は、月次または四半期の定例面談です。組織の状況を継続的に把握し、施策の実装条件を共に点検し、必要に応じて再設計していきます。単発の診断ではなく、変化と並走する関係であることを重視しています。 


 契約期間は、最低6か月からを標準とします。組織の実装条件は短期では見えないためです。初年度を通じて関係を築き、必要に応じて継続します。 

 

これまでに扱ってきた現場

 研究顧問で扱う論点の性格をお伝えするため、これまで筆者が研究・分析してきた現場を参考までに示します。いずれも既刊著作・査読論文で公表済みのものです。 

  • ウェブ会議システムを用いたサテライトオフィスの商談実践と現地化
  • 住宅営業における同行営業の実践と、仕事の非公式性
  • スポーツ・トレーニング組織における日常的実践のデザイン
  • ゲノムコホート事業における市民団体と大学の協働、長期インフラの継続条件
  • タイ味の素社における現地化プロセスと、対話を通じた主体化
  • 北海道内7組織における人材育成・リスキリングの実装条件


 具体的な相談内容に応じて、関連する研究知見を参照しながら議論を進めます。 

初回までの流れ

 まず、お問い合わせフォームから組織の概要と相談したい論点の輪郭をお知らせください。内容を確認のうえ、メールで折り返しご連絡します。

 その後、初回面談を行います(オンライン可)。初回面談では、現状の問題設定、これまでの施策の経過、関係者の構成などを伺い、研究顧問として扱える論点かどうかを双方で確認します。

 初回面談を経て、双方が継続の意思を確認した場合、顧問契約に入ります。契約条件(期間、頻度、費用)は、組織の状況に応じて個別にご相談いたします。

ご連絡はこちらからどうぞ。または、以下のe-mailよりお問い合わせください。
hazui※res.otaru-uc.ac.jp 「※」を「@」に変えてください。